特集

[ボードゲーム] クトゥルフの恐怖をテーブルの上に、『エルドリッチ・ホラー』
[보드게임] 크툴루의 공포를 테이블 위로, 광기의 저택

AIの概要
クトゥルフ神話を題材にしたボードゲーム『マンション・オブ・マッドネス』の魅力と特徴を紹介する。専用アプリによるモジュール式マップの展開や高い没入感が強みである。一方で長いプレイ時間や高い難易度がハードルとなるマニア向けの傑作である。
Gamemecaは月に一度、ボードゲーム開発会社Pofuriのウ치代表と共に優れたボードゲームを紹介するコーナー「ボードゲーム」を連載します。

クトゥルフ神話をベースにしたボードゲーム『マンション・オブ・マッドネス』の基本セットパッケージ
▲ クトゥルフ神話をベースにしたボードゲーム『マンション・オブ・マッドネス』の基本セットパッケージ(画像提供:Gamemeca撮影)

H.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話は、ゲーム業界で根強い人気を誇る素材です。ビデオゲームはもちろん、ボードゲームにおいてもこうした傾向はしばらく続いています。1900年代を背景にしたダークなアートワーク、刺激的で時にはグロテスクに感じられるテーマ、緊張感を高める歯ごたえのある難易度設定まで、クトゥルフ神話ベースの多様なゲームはそのような独自の魅力でマニア層を形成してきました。

今回紹介する『マンション・オブ・マッドネス』は、2019年に韓国内で発売され、すでに7年を迎えたゲームです。しかし、今見てもいくつかの独特なシステムが目を引きます。特にPCをはじめとする多様な機器でサポートされるアプリを通じてシナリオが進行する特殊な構造を備えています。アプリが提示するシナリオに従ってモジュール式で構築したマップが組み立てられる方式は、今見ても非常に革新的です。

現在までに韓国内で発売された拡張版は、『ついに狂気が』、『蛇の小道』、『敷居を越えて』、『黄昏の聖所』、『インスマウスの呪い』の5種です。拡張版を所有していれば、基本セットのシナリオでも拡張のキャラクターやアイテムを使用できるため、プレイスポットの幅が広がります。

Steamで『マンション・オブ・マッドネス』のアプリをダウンロードできる
▲ Steamで『マンション・オブ・マッドネス』のアプリをダウンロードできる(画像提供:Gamemeca撮影)

韓国内で発売された『マンション・オブ・マッドネス』の拡張は韓国語をサポートしており、ゲームリストから設定すれば拡張にある調査者やアイテムを活用できる
▲ 韓国内で発売された『マンション・オブ・マッドネス』の拡張は韓国語をサポートしており、ゲームリストから設定すれば拡張にある調査者やアイテムを活用できる(画像提供:Gamemeca撮影)

ラヴクラフトの雰囲気が色濃く漂うアートワークが圧巻

『マンション・オブ・マッドネス』を初めて購入した際、最も目を引いたのは多様なモンスターフィギュアとキャラクターフィギュア、モジュール式マップでした。現在はさらに華やかなフィギュアゲームが多く登場しているため相対的に地味に見えるかもしれませんが、ゲームに没入するには十分な完成度を備えています。

プレイキャラクターフィギュア8種のうち4種
▲ プレイキャラクターフィギュア8種のうち4種(画像提供:Gamemeca撮影)

モンスターフィギュアの一つである「星の精」
▲ モンスターフィギュアの一つである「星の精」(画像提供:Gamemeca撮影)

特にゲーム内のアートワークが印象的です。『アークハム・ホラー:カードゲーム』で見かけたアートワークもありますが、H.P.ラヴクラフトの様々な作品の中で見られた雰囲気がしっかりと再現されており興味津々です。ホラーの雰囲気が色濃く漂うイラストは、プレイヤーをクトゥルフ神話の世界へと自然に引き込みます。

状態異常を示すカード
▲ 状態異常を示すカード(画像提供:Gamemeca撮影)

個人のセッティングが完了した様子
▲ 個人のセッティングが完了した様子(画像提供:Gamemeca撮影)

モジュール式マップの構成はこのゲームのコアメカニズムです。アプリにあるシナリオに合わせてモジュール式マップが配置され、状況に応じてアプリ上で隠された空間が公開され、画面に表示されたメッセージに従ってモジュールマップを追加で設置する方式で展開されます。緊張感に満ちた探索行動は、『マンション・オブ・マッドネス』がもたらす特別な魅力です。

「永遠の循環」シナリオ開始マップのセッティング
▲ 「永遠の循環」シナリオ開始マップのセッティング(画像提供:Gamemeca撮影)

調査を進行しながらマップが次第に広がる
▲ 調査を進行しながらマップが次第に広がる(画像提供:Gamemeca撮影)

ストーリーに応じてマップが組み立てられ、次第に広がる

『マンション・オブ・マッドネス』は、アプリ内で好みのシナリオを選択してプレイします。各ストーリーに応じて組み合わされるモジュールマップタイル、モンスター、最初に受け取るアイテムが変化します。

ゲームは大きく分けて調査者フェイズと神話フェイズに分かれます。調査者フェイズでは、マップの多様な地域を探索・調査しながら隠された秘密を見つけ出さなければなりません。調査の状況に応じてモンスターが出現した場合は戦う必要がありますが、複数のキャラクターがプレイに参加するほどその数に比例してモンスターも強くなります。バランスの取れた難易度を維持するための装置ですが、同時に多くの人数でプレイする際の負担も高まります。

紙の束を調べながら調査を行っているところ
▲ 紙の束を調べながら調査を行っているところ(画像提供:Gamemeca撮影)

部屋に入ってきたモンスターを攻撃してみた
▲ 部屋に入ってきたモンスターを攻撃してみた(画像提供:Gamemeca撮影)

続く神話フェイズでは、キャラクターにランダムなイベントが発生し、これを判定するためのダイスロールが頻繁に行われます。モンスターは主にこのフェイズで登場しますが、モンスターの移動距離が3マスもあるため、キャラクターの誰かはモンスターと遭遇して戦わざるを得ません。

判定にはほとんどの場合8面体ダイスを使用します。このダイスを通じて成功と失敗を判定するため、進行しているとTRPGをプレイしているような感覚も少し味わえます。RPGの物語性とボードゲームの戦略性が適切に調和するポイントです。

神話フェイズでは様々なイベントが発生したり、マップにモンスターが出現したりする
▲ 神話フェイズでは様々なイベントが発生したり、マップにモンスターが出現したりする(画像提供:Gamemeca撮影)

判定を決定する際は8面体ダイスを振り、星型のエルダサインが出なければ成功しない
▲ 判定を決定する際は8面体ダイスを振り、星型のエルダサインが出なければ成功しない(画像提供:Gamemeca撮影)

ただし、キャラクターの明確な成長は見られません。むしろ危機の中で生存することが最優先になりがちであり、調査者の誰も脱落しないよう全員で知恵を絞らなければなりません。強力な魔法が存在するものの、予想外の不利益も伴うため、常に歓迎できるとは限りません。このようなリスクと報酬のバランスは、ラヴクラフトの小説の主人公が直面するジレンマをうまく表現しています。禁断の知識を得れば強くなるが、それだけ狂気に近づくようにです。

魔法の一種である「弱化」、遠距離攻撃の一つだが使用するために裏返すと魔法行動と共にダメージが発生することもある
▲ 魔法の一種である「弱化」、遠距離攻撃の一つだが使用するために裏返すと魔法行動と共にダメージが発生することもある(画像提供:Gamemeca撮影)

一緒にストーリーを完成させていく2人プレイと、より戦略的な1人プレイ

ルールに慣れるまでにはかなり時間がかかりました。2人でプレイした際は、2日間にわたり約4〜5時間を費やしました。確かにアプリに表示されていた時間は90〜120分だったのですが。しかし、力を合わせて役割を分担し、調査を進める楽しさは格別でした。

2人プレイの最大のメリットは、一緒に作り上げるストーリーが生まれる点です。やや騒がしい雰囲気はありますが、大勢で作り上げる叙事がゲームに命を吹き込みます。「ここを調べてみる?」「この魔法を使うと危険じゃないかな?」といった会話が自然と飛び交い、単なるゲーム以上の協力体験を生み出します。

また、失敗に対するプレッシャーが1人の時とは異なります。一緒にプレイしている相手に配慮し、よりうまくやろうと努力するようになります。こうした責任感が緊張感を高め、勝利した時の歓喜も倍増します。

それぞれ分かれて部屋を調査しているうちに
▲ それぞれ分かれて部屋を調査しているうちに(画像提供:Gamemeca撮影)

星の精を食い止めて仲間の脱出を助けた
▲ 星の精を食い止めて仲間の脱出を助けた(画像提供:Gamemeca撮影)

ルールに慣れたからか、1人プレイははるかにテンポが速かったです。PCゲームをプレイしているような感覚もあり、2人プレイの時よりも戦略的な手応えが強かったです。キャラクターの運用もより自由で、自分のペースでゲームを進め、すべての決定を自分一人で下すことができます。ただし一方で、意外性が発生する余地が少なく、少し物足りなくもありました。

1人でプレイしたシナリオは2人プレイ時よりも難易度がやや高く、モンスターの出現頻度も頻繁でした。結局バッドエンドを迎えてしまったものの、他の人と一緒ではないため、再挑戦に対するプレッシャーは和らげることができました。

1人プレイでは「インスマウスからの脱出」というシナリオをプレイした
▲ 1人プレイでは「インスマウスからの脱出」というシナリオをプレイした(画像提供:Gamemeca撮影)

導入部は声優の演技と共に楽しむことができる
▲ 導入部は声優の演技と共に楽しむことができる(画像提供:Gamemeca撮影)

シナリオの難易度には様々な要素が反映されているようです。モンスターとの遭遇頻度、マップの大きさ、パズルに消費するラウンド数が異なります。どの調査者を選択するか、また何人がゲームに参加するかによってゲームの展開は変わるでしょう。しかし、シナリオの根底にある物語は変わらないため、適度な人数で参加することがゲームの面白さを味わう上ではより望ましいと思います。

特にモンスターの体力は参加するプレイヤーの数に応じて増加するため、最大3人が最適だと思われます。人数が増えればチームに分かれて議論する楽しさもあるかもしれませんが、プレイ時間が長くなるため、4人以上になると少し煩わしく感じられる可能性があります。各プレイヤーのターンが長くなるほど待機時間も増え、緊張感が損なわれる恐れがあります。

クトゥルフの鬱屈した空気感と無力感をしっかりと表現

『マンション・オブ・マッドネス』の最大の長所は、高い没入感とストーリーテリングです。シナリオによっては声優陣が参加した導入部のストーリーを音声で聴くことができ、より深く引き込まれます。ミステリアスな雰囲気とアートワークで構成された場所を巡りながら調査し、協力プレイヤーと事件について推理し語り合える点も魅力的でした。

特に簡単に倒せないモンスターが登場する点や、魔法や強力な道具でさえ時には不利益をもたらす可能性があるという点から、得も言われぬ緊張感が生まれます。ゲーム自体は極端に難しくはないものの、テーマとモンスターがもたらすプレッシャーによって、ゲーム内の状況により一層集中させられます。

クトゥルフ神話のファンであれば、基本セットのシナリオだけでもラヴクラフトの小説に登場する多様な世界や物語を体験できるという点で、必ず一度はプレイすべきゲームです。クトゥルフ神話の持つ鬱屈した空気感と無力感をしっかりと活かした数少ない作品だと思います。

ついに証拠を見つけ出し
▲ ついに証拠を見つけ出し(画像提供:Gamemeca撮影)

脱出を試みたが、深きものどもに倒されてしまった
▲ 脱出を試みたが、深きものどもに倒されてしまった(画像提供:Gamemeca撮影)

予想以上に長いプレイタイムと高いハードルが惜しい

しかし、欠点も明確です。まず、プレイ時間がアプリに表示されている時間よりもはるかに長いです。特に初めてプレイする場合は2倍、少なくとも1.5倍程度かかると考えるべきです。さらに、マップが展開されながら徐々に広がる構造であるため、大きなテーブルも必要になります。

ストーリーが一度明らかになると、再びプレイするのが難しい構造である点も惜しいです。マップのあちこちに隠された調査を行い、証拠を集めなければならないストーリー中心の構造であるため、ネタバレに非常に脆弱です。シナリオに失敗して再挑戦するのであれば別ですが、すでに成功している状況であればリプレイの動機が薄れ、単調に感じられます。

ルールも複雑な方です。『アークハム・ホラー:カードゲーム』や他のボードゲームを遊んだことがなければ、システムが面倒でありながら管理すべき項目が多いと感じられるでしょう。負傷カードや恐怖カードも多様なテキストで構成されているため、細部まで詳細に説明することはほぼ不可能です。

プレイヤーがどのような行動を取り、モンスターがどのような行動を取るのかといった大まかなルールを把握した後、最初のシナリオを実際に進行しながら覚えることをお勧めします。ルールが難しいというよりは管理すべき要素が多いため、少なくとも一度以上プレイした経験のあるルールマスターの存在が必要です。そうすることで、はるかに快適なプレイが可能になり、プレイ時間が過度に長くなるのを防ぐことができます。特に3人以上で遊ぶ場合、処理すべきことがかなり多くなり、ゲームが非常に間延びしかねない点が惜しまれます。

プレイしていた調査者がモンスターによって倒され、ゲームオーバーとなった
▲ プレイしていた調査者がモンスターによって倒され、ゲームオーバーとなった(画像提供:Gamemeca撮影)

「クトゥルフ神話マニア」なら必ずプレイすべきゲーム

『マンション・オブ・マッドネス』は、クトゥルフ神話のファン、ホラーテーマの協力型ゲームを探している人、そしてストーリー重視のボードゲームを好む人にお勧めします。ボードゲームでもビデオゲームでもクトゥルフ神話をベースにした作品は数多く存在しますが、これほどまでに先が見えず緊張感に満ちたテーマを提示する作品はそう多くありません。

リプレイアビリティは低いものの、多彩なシナリオが用意されているため何度も楽しむことができます。ただし、ハッピーエンドばかりのゲームではないため、成功したとしても期待していた結末とは限らない点は念頭に置く必要があります。こうした不確実性と鬱屈した空気感こそが、ラヴクラフトの小説の真髄でもあります。

成功を目前に控えながら
▲ 成功を目前に控えながら(画像提供:Gamemeca撮影)

一定以上の恐怖を受け、狂気カードが配られた。これによりエンディングの条件が変化した
▲ 一定以上の恐怖を受け、狂気カードが配られた。これによりエンディングの条件が変化した(画像提供:Gamemeca撮影)

ボードゲームの中でホラーをテーマにした作品は多くなく、その中でも出来の良い協力型ゲームはさらに稀です。『マンション・オブ・マッドネス』が重版されるほど名作として評価されている理由もそこにあります。最新のゲームに比べるとフィギュアの完成度が物足りなく感じられるかもしれませんが、アプリをベースにした利便性と多様なシナリオは大きな強みです。

プレイ人数は3人以下がベストである点や、ルールの習得難易度がハードルになるかもしれません。しかし、ミステリアスな推理劇とオカルトが巧みに融合したエキサイティングな世界を体験したいのであれば、無条件にお勧めします。クトゥルフ神話をテーブルの上で体験したいのであれば、『マンション・オブ・マッドネス』ほど完成度の高いゲームを見つけるのは難しいでしょう。

ウチ
平凡なボードゲーム開発者。
ボードゲーム会社「Pofuri」の代表を務めています。
ボードゲームのプレイログを Instagramで運営中です。
게임메카는 한 달에 한 번 보드게임 개발사 포푸리의 우치 대표와 함께 좋은 보드게임을 소개하는 코너 [보드게임]을 연재합니다.

▲ 크툴루 신화를 기반으로 한 보드게임 '광기의 저택' 본판 패키지 (사진: 게임메카 촬영)

H.P. 러브크래프트의 크툴루 신화는 게임업계에서 꾸준히 사랑받는 소재입니다. 비디오 게임은 물론 보드게임에서도 이 같은 경향은 한동안 지속됐죠. 1900년대를 배경으로 한 어두운 아트워크, 자극적이고 때로는 고어하게 느껴지는 테마, 긴장감이 높아지는 도전적인 난이도 설정까지, 크툴루 신화 기반의 다양한 게임은 이 같은 독특한 매력으로 마니아층을 형성해 왔습니다.

이번에 소개할 광기의 저택은 2019년 국내에 출시되어 벌써 7년이 된 게임입니다. 하지만 지금 봐도 여러 가지 독특한 시스템이 눈길을 끕니다. 특히 PC를 비롯한 다양한 기기에서 지원되는 앱을 통해 시나리오가 진행되는 특이한 구조를 갖추고 있습니다. 앱에서 제시하는 시나리오에 따라 모듈형으로 구축한 맵이 조립되는 방식은 지금 보더라도 굉장히 혁신적입니다.

현재까지 국내에 출시된 확장판은 끔찍한 여정, 뱀이 서린 길, 문턱 너머에, 황혼의 성소, 아컴의 거리까지 5종입니다. 확장판을 소유하면 본판 시나리오에서도 확장 캐릭터와 아이템을 사용할 수 있어 플레이의 폭이 넓어집니다.

▲ 스팀에서 '광기의 저택' 앱을 다운로드할 수 있다 (사진: 게임메카 촬영)

▲ 국내에 출시된 광기의 저택 확장은 한국어를 지원한다, 게임 목록에서 설정하면 확장에 있는 조사자와 아이템을 활용할 수 있다 (사진: 게임메카 촬영)

러브크래프트 느낌 물씬 풍기는 아트워크가 압권

광기의 저택을 처음 구매했을 때 가장 눈에 들어왔던 건 다양한 몬스터 피규어와 캐릭터 피규어, 모듈형 맵이었습니다. 지금은 더 화려한 피규어 게임이 많이 나와 상대적으로 심심해 보일 수 있지만, 게임에 몰입하기에는 충분한 완성도를 갖추고 있습니다.

▲ 플레이 캐릭터 피규어 8종 중 4종 (사진: 게임메카 촬영) 

▲ 몬스터 피규어 중 하나인 '별의 자손' (사진: 게임메카 촬영)

특히 게임 내 아트워크가 인상적입니다. 아컴호러 카드게임에서 보던 아트워크도 있지만, H.P. 러브크래프트의 여러 작품 속에서 볼 수 있었던 느낌이 잘 구현되어 있어 흥미진진합니다. 호러 분위기가 물씬 풍기는 일러스트는 플레이어를 크툴루 신화의 세계로 자연스럽게 끌어들이죠.

▲ 상태이상을 보여주는 카드 (사진: 게임메카 촬영)

▲ 개인 세팅이 완료된 모습 (사진: 게임메카 촬영)

모듈식 맵 구성은 이 게임의 핵심 메커니즘입니다. 앱에 있는 시나리오에 맞춰 모듈식 맵이 배치되고, 상황에 따라 앱상에서는 숨겨진 공간이 공개되며, 화면에 표시된 메시지에 따라 모듈 맵을 더 설치하는 방식으로 전개됩니다. 긴장감 가득한 탐사 행동은 광기의 저택이 주는 특별한 매력입니다.

▲ '영원한 순환' 시나리오 시작 맵 세팅 (사진: 게임메카 촬영)

▲ 조사를 진행하며 맵이 점점 넓어진다 (사진: 게임메카 촬영) 

스토리에 따라 맵이 조립되며 점점 넓어진다

광기의 저택은 앱 내에서 원하는 시나리오를 선택해 플레이합니다. 각 스토리에 따라 조합되는 모듈 맵 타일, 몬스터, 처음 받는 아이템이 달라집니다.

게임은 크게 조사자 단계와 신화 단계로 나뉩니다. 조사자 단계에서는 맵의 다양한 지역을 탐험하고 조사하면서 숨겨진 비밀을 찾아야 합니다. 조사 상황에 따라 몬스터가 등장하면 싸워야 하는데, 여러 캐릭터가 플레이에 참여할수록 그 수에 비례해 몬스터도 강해집니다. 균형 잡힌 난이도를 유지하기 위한 장치이지만, 동시에 많은 인원이 플레이할 때 부담도 높아집니다.

▲ 종이 뭉치를 살펴보며 조사 중이다 (사진: 게임메카 촬영)

▲ 방 안에 들어온 몬스터를 공격해봤다 (사진: 게임메카 촬영)

이어지는 신화 단계에서는 캐릭터에게 무작위 이벤트가 발생하며, 이를 판정하기 위한 주사위 굴림이 빈번하게 일어납니다. 몬스터는 주로 이 단계에서 등장하는데, 몬스터의 이동 거리가 3칸이나 되기 때문에 캐릭터 중 누군가는 몬스터와 만나 싸울 수밖에 없습니다.

판정은 대부분 8면체 주사위를 사용합니다. 이 주사위를 통해 성공과 실패를 판정하기 때문에 진행하다 보면 TRPG를 하는 느낌도 조금 납니다. RPG의 서사성과 보드게임의 전략성이 적절히 조화를 이루는 지점이죠.

▲ 신화 단계에서는 다양한 이벤트가 발생하거나 맵에 몬스터가 출현한다 (사진: 게임메카 촬영)

▲ 판정을 결정할 때는 8면체 주사위를 굴린다, 별 모양의 엘더 사인이 나와야 성공한다 (사진: 게임메카 촬영)

다만 캐릭터의 뚜렷한 성장은 드러나지 않습니다. 오히려 위기 속에서 생존하는 것이 최우선이 되곤 하며, 조사자 중 누구도 탈락하지 않도록 모두가 나서서 고민해야만 합니다. 강력한 마법이 있으나 예상하지 못한 불이익도 따르기에 항상 반길 수만은 없습니다. 이런 위험과 보상의 균형은 러브크래프트 소설 속 주인공이 겪는 딜레마를 잘 표현합니다. 금지된 지식을 얻으면 강해지지만, 그만큼 광기에 가까워지는 것처럼 말이죠.

▲ 마법의 일종인 '약화', 원거리 공격 중 하나지만 사용을 위해 뒤집으면 마법 행동과 함께 피해가 발생하기도 한다 (사진: 게임메카 촬영)

같이 스토리를 완성해가는 2인과 더 전략적인 1인 플레이

규칙에 익숙해지는 데는 꽤 시간이 걸렸습니다. 2인으로 플레이했을 때, 이틀에 걸쳐 약 4~5시간을 이어갔습니다. 분명히 앱에 표시된 시간은 90~120분이었는데 말이죠. 하지만 함께 힘을 합쳐 역할을 나누고 조사하는 재미는 쏠쏠했습니다.

2인 플레이의 가장 큰 장점은 함께 만들어가는 스토리가 생긴다는 점입니다. 다소 소란스러운 느낌이 있지만, 여럿이 만들어가는 서사가 게임에 생명력을 불어넣습니다. "여기를 조사할까?", "이 마법을 쓰면 위험하지 않을까?" 같은 대화가 자연스럽게 오가며, 단순한 게임 이상의 협동 경험을 만들어냅니다.

또한 실패에 대한 부담이 혼자일 때와는 다릅니다. 함께 하는 사람을 신경 써서 좀 더 잘하고자 노력하게 되죠. 이런 책임감이 긴장감을 높이고, 승리했을 때의 희열도 배가시킵니다.

▲ 각자 흩어져서 방을 조사하다가 (사진: 게임메카 촬영)

▲ 별의 자손을 막아 동료의 탈출을 도왔다 (사진: 게임메카 촬영)

규칙이 익숙해져서인지 1인 플레이는 훨씬 속도감이 있었습니다. PC 게임을 하는 듯한 느낌도 나고, 2인 플레이 때보다는 전략적인 느낌이 강했습니다. 캐릭터 운용도 더 자유롭습니다. 원하는 페이스대로 게임을 진행하며 모든 결정을 혼자 내릴 수 있죠. 다만 한편으로는 의외성이 발생할 여지가 적어서 조금은 심심했습니다.

1인으로 플레이했던 시나리오는 2인보다 난이도가 좀 더 높았고, 몬스터 등장이 훨씬 잦았습니다. 결국 실패 엔딩을 보았지만, 다른 사람과 함께한 것이 아니기에 재도전에 대한 부담감은 내려놓을 수 있었습니다.

▲ 1인 플레이에서는 '인스머스로부터의 탈출'이라는 시나리오를 플레이했다 (사진: 게임메카 촬영)

▲ 도입부는 성우의 연기와 함께 즐길 수 있다 (사진: 게임메카 촬영)

시나리오의 난이도에는 여러 가지 요소가 반영되는 듯합니다. 몬스터와의 조우 빈도, 맵의 크기, 퍼즐에 소모되는 라운드 정도가 다릅니다. 어떤 조사자를 선택하는지, 또 몇 명이 게임에 참여하는지에 따라 게임은 달라질 것입니다. 하지만 시나리오 속 중심 이야기는 그대로이기 때문에, 적당한 인원으로 참여하는 것이 게임의 재미를 위해 더 낫지 않나 싶습니다.

특히 몬스터 체력은 참여하는 플레이어 수만큼 많아지기 때문에 최대 3인이 적절할 것 같습니다. 사람이 많아진다면 팀을 나눠 의논하며 즐거울 수도 있겠지만, 플레이 시간이 길어지기에 4인 이상은 번거롭게 느껴질 수 있습니다. 각 플레이어의 차례가 길어질수록 대기 시간도 늘어나 긴장감이 떨어질 수 있습니다.

크툴루의 암울함과 무력감을 제대로 살렸다

광기의 저택의 가장 큰 장점은 높은 몰입도와 스토리텔링입니다. 시나리오에 따라서는 성우진이 참여한 도입부 이야기를 음성으로 들을 수 있어 더 쉽게 빠져들게 되죠. 미스터리한 분위기와 아트워크로 구성된 장소들을 돌아다니며 조사하고, 동료 플레이어와 사건에 대해 추리하며 이야기를 나눌 수 있는 점도 좋았습니다.

특히 쉽게 쓰러뜨릴 수 없는 몬스터가 등장한다는 점과 마법이나 강력한 도구마저 때로는 불이익을 줄 수 있다는 점 때문에 긴장감이 남다릅니다. 게임 자체는 아주 어렵지 않으나, 테마와 몬스터가 주는 압박감으로 게임 속 상황에 더 집중하게 됩니다.

크툴루 신화 팬이라면 본판 시나리오만으로도 러브크래프트 소설 속 다양한 세계와 이야기를 경험할 수 있다는 점에서 꼭 한번은 해봐야 하는 게임입니다. 크툴루 신화의 암울함과 무력감을 제대로 살린 몇 안 되는 작품이라 생각합니다.

▲ 마침내 증거를 찾아냈고 (사진: 게임메카 촬영)

▲ 탈출을 시도했지만 심해인에게 쓰러지고 말았다 (사진: 게임메카 촬영)

예상보다 긴 플레이 타임과 높은 진입장벽의 아쉬움

하지만 단점도 명확합니다. 우선 플레이 시간이 앱에서 표시되는 것보다 훨씬 더 긴 편입니다. 특히 처음 한다면 2배, 적어도 1.5배 정도 걸린다고 생각해야 하죠. 아울러 맵이 펼쳐지며 점차 넓어지는 구조이기에 큰 탁자도 필요합니다.

스토리가 한 번 공개되면 다시 플레이하기 힘든 구조라는 점도 아쉽습니다. 맵 곳곳을 조사하고 증거를 모아야 하는 스토리 중심 구조라서 스포일러에 굉장히 취약합니다. 시나리오에 실패해서 다시 도전한다면 모르겠지만, 이미 성공한 상황이라면 재플레이 동기가 흐릿해지고 심심하게 느껴집니다.

규칙도 복잡한 편입니다. 아컴호러 카드게임이나 보드게임을 해보지 않았다면 시스템이 번거로우면서도 챙겨야 할 게 많다고 느낄 수 있습니다. 상처 카드, 정신 카드 역시 다양한 지문으로 이루어져 있어서 세세하게 설명하는 건 거의 불가능합니다.

플레이어가 무슨 행동을 하고 몬스터가 어떤 행동을 하는지와 같은 큰 규칙만 파악한 후, 첫 번째 시나리오를 진행하며 익히는 것을 추천합니다. 규칙이 어렵다기보다 챙겨야 할 내용이 많으므로 적어도 한 번 이상 플레이해 본 룰 마스터가 필요합니다. 그래야 훨씬 쾌적하고 플레이 시간이 과하게 길어지는 것을 방지할 수 있습니다. 특히 3인 이상이라면 처리할 일이 제법 많아 게임이 무척 늘어질 수 있다는 점이 아쉬웠습니다.

▲ 플레이하던 조사자가 몬스터에 의해 쓰러지며 게임에서 실패했다 (사진: 게임메카 촬영)

‘크툴루 신화 덕후’라면 반드시 해봐야 할 게임

광기의 저택은 크툴루 신화 팬, 공포 테마 협력 게임을 찾는 사람, 스토리 중심 보드게임 선호자에게 추천합니다. 보드게임과 비디오 게임 모두 크툴루 신화를 바탕으로 한 게임이 많지만, 이렇게나 막막하면서도 긴장감 넘치는 테마를 선보이는 작품은 흔하지 않습니다.

리플레이 가치는 낮지만 다양한 시나리오가 준비되어 있어 여러 번 즐길 수 있습니다. 다만 해피엔딩만 있는 게임이 아니기에 성공하더라도 기대했던 결말이 아닐 수 있다는 점은 염두에 둘 필요가 있습니다. 이런 불확실성과 암울함이야말로 러브크래프트 소설의 정수이기도 하죠.

▲ 성공을 앞두고 있는 가운데 (사진: 게임메카 촬영)

▲ 일정 이상의 공포를 받으며 정신이상 카드가 주어졌다, 이로 인해 엔딩 조건이 달라졌다 (사진: 게임메카 촬영)

보드게임 중 공포 테마 게임이 많지 않고, 그중에서도 잘 만든 협력 게임은 더 드뭅니다. 광기의 저택이 재판될 만큼 수작으로 평가되는 이유이기도 합니다. 최신 게임에 비해 피규어 완성도가 아쉬울 수 있으나, 앱을 기반으로 한 편의성과 다양한 시나리오는 큰 강점입니다.

플레이 인원은 3인 이하가 베스트라는 점과 규칙 습득의 어려움은 진입장벽이 될 수 있습니다. 하지만 미스터리한 추리극과 오컬트가 잘 섞인 흥미진진한 세계를 경험하고 싶다면 무조건 추천합니다. 크툴루 신화를 테이블 위에서 경험하고 싶다면, 광기의 저택만큼 완성도 높은 게임을 찾기는 어려울 것입니다.

우치
평범한 보드게임 개발자.
보드게임 회사 '포푸리' 대표를 맡고 있습니다.
보드게임 플레이로그로 인스타그램을 운영 중입니다.
このニュースはAIによって翻訳されました。